大原合格者の会「大原アシスト」会報誌
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田場 万優ソリューション事業部パートナー 税理士世界140ヶ国以上に対応した幅広い国際税務の業務を経験できるチャンスがあります。法人・個人の多様なニーズを総合的にサポート――YPの4本柱のひとつである「国際業務」では、どのようなサービスを提供しているのですか。田場/法人向けサービス、個人向けサービスの両方を手掛けているのがYPの特長だと言えます。法人のお客様は上場企業だけではなく、中堅・中小企業まで幅広く、日本の親会社と海外子会社の両方を総合的にサポート。海外進出・撤退・海外子会社の再編などの支援、クロスボーダー事業承継コンサルティング、移転価格文書化の支援など、多岐にわたるサービスを提供しています。また法人オーナー様など個人のお客様に対しても、国際相続や国内外への資産の移転に伴う税務アドバイスや、日本と外国を行き来する方の税務相談・所得税申告など、幅広いニーズにお応えしています。日本の税と現地の税の両方、あるいは何ヶ国かを合わせてコーディネートできるというのが私たちの強みです。海外ネットワークファームとの連携で対応力が格段に向上――2018年7月にグラントソントンインターナショナル(以下GT)に加盟しましたが、そのメリットについてお聞かせください。田場/GTは世界140ヶ国以上に750以上の拠点を有し、約56,000人以上の職員からなる世界有数の国際ネットワークです。そんなGTに加盟したことによって、これまで以上に法人の海外展開や個人の国際ニーズに対応できる業務が広がりました。たとえば私が多く手掛けている国際相続業務の場合、相続人が海外に居住されている、財産が海外にある、あるいは海外に居住されている方が亡くなってその財産を日本に居住されている相続人が受け取るなどのケースがあり、また生前対策もクロスボーダーになります。窓口となるのは日本の私たちですが、相手国の税法に関わる部分については現地のプロに任せることになるわけで、YPの海外拠点だけでは対応できる国が限られます。しかしGTに加盟したことで、対応できる国の数が格段に増えました。しかもGTのネットワークは強力で海外での知名度・信用度は抜群です。ですから国際業務の展開力はもちろんのこと、YPのブランド力向上にも繋がっています。簡単には答えは出ない貪欲に学び続けることが大事――国際業務に携わる税理士に求められるものとは何でしょうか。田場/対応する国が増えればそれだけ法律の数も増えます。また日本人だけでなく外国人のお客様の対応や海外の税理士、弁護士との調整も欠かせません。リスクや論点も日本と現地では異なり、海外取引や海外財産に関する税制も変わってきています。ですから貪欲に勉強し、自分で考え、意思をもって完結することが大切だと思います。数字を扱う仕事ではありますが法律ありきなので、グレーな部分について、いかに納得感のある結論をだせるのか。クロスボーダーは特にそういう面がありますので、そこを面白いと思い、やりがいにできる方に期待したいですね。Interview8

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