大原合格者の会

    1. ランドマーク税理士法人
    2. 清田 幸弘

    昭和37年横浜市の農家の長男として生まれる。

    横浜農協(旧横浜北農協)に9年間勤務、金融・経営相談業務を行う。

    資産税専門の会計事務所勤務の後、平成9年、清田幸弘税理士事務所設立。
    その後、ランドマーク税理士法人に組織変更。

    平成29年4月にオープンをした「朝霞台駅前事務所」、同年8月にオープンした「新宿駅前事務所」を含めて12の本支店を展開。無料相談窓口「丸の内相続プラザ」、相続実務のプロフェッショナルを育成するため「丸の内相続大学校」を主催。「一般社団法人 相続マイスター協会」の代表理事を務めるなど業界全体の底上げと後進の育成にも力を注いでいる。

納税対策としての生命保険

こんにちは。ランドマーク税理士法人の清田です。
昨今相撲界の不祥事に関するニュースが報道されることが多く「またか…」という感じですが、今回は相撲に関するお話をしようと思います。 テレビで相撲をみていると土俵の上を周っている懸賞幕をついつい数えてしまいます。1本62,000円で多い時で50本近くですから、掛け算をすると300万円。勝った力士が懸賞金をもらう前に手を顔の前で3回、チョンチョンチョンと振りますよね。あの動きは「手刀を切る」というもので、りっしんべん、つまり「心」を意味しているのだそうです。もともとは三神への感謝という意味で3回手を振っていたのですが、昭和の始めには手刀は途絶えてしまいました。今では多くの力士が手刀を切っていますが、この動きが主流になったのはつい最近なんです。昭和25年に名寄岩静男という力士が懸賞金を受け取るときに「心」を書く動きをしたのが始まりです。それまでは無造作にのし袋を鷲掴みにするのが普通でしたが、名寄岩の美しい振る舞いに、その後多くの力士が手刀を切り始めました。今では「心」を意識して4画で払いを入れている力士もいるようです。 日々の鍛錬で取組に勝った力士の、懸賞金をもらうときの動作も含めて見てみるとまた違った楽しみ方ができるかもしれません。
さて、今月のお話は生命保険を利用した相続対策です。生命保険の商品もたくさんあり迷ってしまいますよね。どうやって商品を選んでいくか。ご紹介します。

「四角」の生命保険金

生命保険金といえば、相続対策としての活用として「500万円×法定相続人の数」の非課税枠がある、という「評価減対策」としての普段ご紹介していますが今回は、「納税対策」「分割対策」としてのメリットをご紹介していきます。
生命保険は、納税資金を確保する目的としては有効活用できます。というのも、加入した時点で必要な保障額が確保されているためです。 預貯金の場合は準備期間が長く、少しずつ積み上げていく仕組みになっています。このような仕組みの違いを預金は「三角」、生命保険は「四角」と表現されていますが、いつ発生するともわからない相続に対応するためには、「四角」である必要があるのは自明でしょう。

現金即払いの生命保険金

生命保険金は受取人固有の財産ですので、預貯金のように金融機関で凍結されることがないという点も重要なメリットです。分割協議が調わず、被相続人の現金が引き出せないという事態にも対応できます。また、生命保険金は遺留分減殺請求となる民法上の相続財産には含まれません。 仮に減殺請求があっても、現金でその支払いに応じることもできます。

納税資金としての契約

契約形態により課税方法が異なるため、適切な契約形態を選択しなければなりません。相続税の納税資金原資として生命保険に加入する場合には、一生涯保障の続く終身保険に加入するのが一般的です。この場合、定期付終身保険のように若いときには大きな保障で、高齢になると保障額が小さくなるような終身保険は避けた方がいいでしょう。また、保険料の支払い方法の選択においても注意が必要です。終身保険の保険料は、基本的には一時払い、有期払込み、終身払込のいずれかを選択することができます。終身払込は、保険料は安くなりますが一定期間が過ぎると長生きするほど損をしてしまう仕組みです。かといって、途中で解約してしまっては元も子もありません。相続税対策で加入する保険は、期間を定めて保険料を支払う有期払込みの契約形態であった方が、安心して長生きすることができます。 保険加入の際は、複合的な観点から検討してみてください。