大原合格者の会

    1. ランドマーク税理士法人
    2. 清田 幸弘

    昭和37年横浜市の農家の長男として生まれる。

    横浜農協(旧横浜北農協)に9年間勤務、金融・経営相談業務を行う。

    資産税専門の会計事務所勤務の後、平成9年、清田幸弘税理士事務所設立。
    その後、ランドマーク税理士法人に組織変更。

    平成29年4月にオープンをした「朝霞台駅前事務所」、同年8月にオープンした「新宿駅前事務所」を含めて12の本支店を展開。無料相談窓口「丸の内相続プラザ」、相続実務のプロフェッショナルを育成するため「丸の内相続大学校」を主催。「一般社団法人 相続マイスター協会」の代表理事を務めるなど業界全体の底上げと後進の育成にも力を注いでいる。

土地の評価単位は何で決まる?

こんにちは。ランドマーク税理士法人の清田です。
皆さんラジオはお好きですか。最近はradikoやmy Tuner Radioといったアプリもあるので、スマートフォンでラジオを聴く方も増えているのではないでしょうか。私のお気に入りの番組は、FM・NACK5の「GOGOMONZ」という番組です。視聴者さんから寄せられたコメントをもとにトークが進んでいくのですが、そのコメントがとにかくおもしろいんです。コメントを募集しているテーマをいくつかご紹介します。

「小さくってごめんね!これが私の人生!」
「人には言わない・人には言えない心の落書き座右の銘」
「『もやもやした助言』『瞬時に消去した助言』報告会」

どうですか?昼寝をしながらかけるラジオでないことは明らかです。この番組が好きすぎるあまり、ラジオパーソナリティの三遊亭鬼丸に会いに行きましたよ。ラジオへの熱から、人生初の浅草演芸場。人生初の寄席。ラジオではどんな話題も鋭いツッコミを入れ毒舌なキャラクターの鬼丸ですが、実物はキューピー人形を50歳老けさせたような可愛らしい方でした。今年の夏休みにまだ何をするか決まってないという方はラジオをかけてドライブに行ったり、祖父母を誘って寄席に行ってみたりしてはいかがでしょうか。さて、今週のお話は土地の評価単位についてです。

登記簿謄本は関係ない!土地の評価単位

どこからどこまでを1つの土地として評価するべきかという判断で、地積も全体の評価額も、ガラリと変わってきます。土地の評価を行う際には、まず、その土地が何に利用されているかを見ていきます。土地は、宅地・田・畑・山林・原野・牧場・池沼・鉱泉地・雑種地に分類されますが、相続税の評価をする場合には登記簿謄本に記載されている地目(土地の種類)に関わらず、相続開始日時点の土地の状況により地目が判断されます。評価の1単位は地番ひとつずつ(1筆ごと)ではなく、あくまでも利用実態に応じて一画地です。例えば、当然、2筆の土地を一画地として評価したり、1筆の土地を二画地として評価したりすることもあり得ます。

「不合理分割」は許されない

評価単位は原則として、相続・贈与による「取得者ごと」に判定しますが、贈与や遺産分割などによって宅地の分割が親族間等で行われた場合において、その分割が「著しく不合理」であると認められるときは、その分割前の画地を一画地の宅地として評価しなければなりません。例えば、路線価がついた道路に面した自宅(配偶者が取得)への道を塞ぐようにして、横長に息子さんが土地を取得したとします。もともと、このような筆になっていた土地で、家族間なので実際の通行には問題はないため、意図的ではなかったとしてもこの奥の自宅をその分割のまま評価すると、無道路地として通常よりも評価減することになってしまいます(※無道路地の評価)
また、息子の細長い土地の奥行距離も異常なものになるので、当然評価額は下がります。これを許してしまえば、極端な話事前にぐちゃぐちゃに分筆してから異なる相続人に分割して評価してしまえば、いくらでも土地の評価額を下げることができます。それを許さないために、この不合理分割の規定があるわけです。土地の評価にあたって、謄本や公図を鵜呑みにしてはいけません。繰り返すようですが、あくまでも、利用実態に応じて一画地です。詳しくは、土地評価に精通した専門家にご相談下さい。