就職情報誌Win2017夏号 東日本版 デジタルパンフ
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求められる変革。税理士存続の危機?!数年前から士業の崩壊という言葉を耳にします。特に、弁護士、会計士、税理士がその代表のように語られています。税理士登録ができる弁護士、会計士が税理士業界へ参入することも少なくありません。他業界から税理士業界への参入が増えるとどのような現実が待っているのでしょうか。ただでさえ中小企業が減少している中に参入者が増えれば、当然、過当競争が待っています。特に記帳代行や、申告業務だけを主業務としてきた税理士事務所にとっては厳しい状況で、だんだんと顧問先が減っていく…というジリ貧の状態が待っています。ではどうやって顧客を獲得するのか?これらの税理士事務所は、顧問料や決算料を下げて生き残ろうとしています。それでは売上が下がるだけですから、顧客を増やすのです。しかし、それでは税理士事務所で働く従業員が疲弊するばかりになります。これが行き過ぎると、税理士業界全体の存続も危ぶまれるのではないでしょうか。専門性を持った税理士の強み翻って、これまでの税理士の常識にとらわれず、新しいことに挑戦する税理士事務所にとっては、追い風が吹いているといってよいでしょう。ポイントになるのは、専門分野の確立です。税務といった一般的な、いわば漠然としたゼネラリストから、ある業界にとても強いといったスペシャリストへの転換です。つまり、差別化です。差別化してない税理士事務所はどこで差別化をするかというと価格です。価格競争に巻き込まれたくなければ、専門分野での強みを活かすしかありません。当事務所の例で言えば、お客様の99%は大家さんであり、多くの方は、これまでお付き合いのあった税理士さんから乗り換えて頂きました。不動産業界、さらに言えば大家さんに特化することで、新規開業して6年目の私どもが多くのお客様とお付き合いさせて頂いております。渡邊浩滋総合事務所の面白さ。お客様に喜ばれる喜びを!当事務所では「不動産のあらゆる相談にのっていること」がお客様に喜ばれています。たとえば、空き室対策や、借り入れ、物件の売買といった、不動産を所有する大家さんならではの悩みに対してです。こうした情報は私自身が大家さんである実務経験もありますが、それよりも数百の大家さんとお付き合いさせて頂くなかで集まる生の情報はとても貴重です。こうした鮮度が高く、表に出てこない情報や事例を、私たちがその仲介役となって共有することで、税務面のみならず、大家業の運営面にもプラスが生まれる点が喜ばれています。つまり、業種特化していく中で、お客様の事例から我々が学んでいき、それをまたお客様に還元できるのです。ここが私どもの事務所の強みであり、大家さんに特化していく税理士としての面白さでもあります。資格を取得しただけで税理士としてつつがなく働いていける時代は終わりを迎えつつあります。せっかく努力をして獲得した資格ですから、喜ばれながら、自らを伸ばしていける環境で働いてみませんか?渡邊浩滋総合事務所税理士・司法書士所長:渡邊浩滋クライアントの99%は大家さん時代に挑もう。「税理士」不要時代(幻冬舎) 渡邊浩滋 著書(当事務所所長)-78-

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